生物多様性と事業の関わりについて、レポート「生物多様性がもたらすビジネスリスクと機会」を公開

img_01

気候変動とともに、生物多様性の損失を防ぐことは世界の課題となっています。花王は生物多様性と事業の関わりについて、TNFD*1(自然関連財務情報タスクフォース)が提案する分析手法である、LEAPアプローチ*2のフレームワークに沿って、アクセンチュア株式会社と共同で検討を行ったレポート「生物多様性がもたらすビジネスリスクと機会 -TNFD評価 地域特性を踏まえたケーススタディ-」を公開しました。

本レポートでは、生物多様性と事業の関係を確認することに加えて今後の自然状態と経済発展を考慮し、製造業を想定したシナリオを検討。花王のみならず、製造業にとって自然への貢献度が高く、事業へのメリットが大きいと思われる機会領域を調査しました。具体例として、花王における活動事例の紹介も行っています。

花王の事例
●資源を有効活用する洗浄成分「バイオIOS」の開発
用途が限られていた固体油脂から製造でき、少量で高い洗浄力と少ないすすぎ水量を達成します。
●廃PETを再利用したアスファルト改質剤「ニュートラック 5000」の活用
アスファルト舗装の強度向上や黒い状態の保持に活用しつつ、循環型社会への貢献をめざします。
●インターナルカーボンプライシングの導入
脱炭素経営を促進するため、自主的にCO2の価格付けを行う「インターナルカーボンプライシング制度」を強化しています。

*1 2021年に正式発足した「Taskforce on Nature-related Financial Disclosure:自然関連財務情報タスクフォース」のこと。自然資本等に関する企業のリスク管理と開示枠組みを構築するためのもの
*2 TNFDが提唱する分析手法。Locate(優先地域の特定)、Evaluate(依存と影響の把握)、Assess(リスクと機会の特定と評価)、Prepare(戦略と目標設定と評価、報告)の順に分析アプローチを行う

btn_x

btn_facebook

btn_line

Page Top