化粧品プラスチックボトルの水平リサイクル実現へ
使用済みボトルの店頭回収と再生化にむけた実証実験を開始

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花王がめざす、化粧品プラスチックボトルの水平リサイクルとは、回収した使用済み化粧品ボトル容器を用いて再生素材を製造し、また化粧品ボトル容器に再生させること。
一般的に、化粧品ボトルには着色や加飾が施されているため、包装容器のPET素材へ再生することは難しいとされてきました。
そこで花王は、ケミカルリサイクル技術を保有する日本環境設計株式会社と協働し、実現にむけた取り組みを行っています。 

2021年6月に第一弾として、ケミカルリサイクルPET素材を化粧品ブランド「TWANY」のボトル容器に採用し、これまでと遜色のない美しい容器ができることを確認しました。
第二弾となる今回は、2022年7月31日までの間、「TWANY」を取り扱う関東エリアのイオン直営店舗、及び同イオンモールで展開する「カラースタジオ」において容器回収を実施し、実際に回収した使用済み化粧品ボトルを用いて、再び化粧品容器を製造する実証実験を行います。 

今後は、ケミカルリサイクルPET素材の採用ブランドの拡大を進めるとともに、回収規模を広げていく予定です。今回の知見を活かして、早期に“ボトルからボトルへ”の水平リサイクルを進め、プラスチック循環社会の実現をめざします。  

*使用済みの資源を化学分解によってPET樹脂の原料に変換し、再利用すること。リサイクル対象物の異物や汚れの除去といった点において優れています。

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