メディカルソワンエステティック　(Medical Soin Esthetic)

生まれつきのあざ・唇裂・有毛性母斑や、不慮の事故による熱傷・外傷等によって、容貌・容姿を損なった方々への形成外科手術後の「形成リハビリテーション^※1」の一環として、医師の指導のもと医療の場において患者さんに行うソワンエステティック^※2です。
花王ビューティリサーチ＆クリエーションセンターでは､「メディカルソワンエステティック」と称し、施術とホームケアアドバイスを行っています。1966年より約半世紀にわたり、カネボウ化粧品で実施していた活動を、2020年より花王ビューティリサーチ＆クリエーションセンターにて継続して、実施しています。 
現在は、北里大学病院の形成外科外来において、当社の専門スタッフ(エステティシャン等)による化粧品・手技・美容機器を用いたスキンケアやメイクアップと自宅でのお手入れやメイクアップアドバイスを定期的に実施し、治療を終えた患者さんが充実感や満足感をもって日常生活を送っていただく為のサポートに取り組んでいます。
※1 形成リハビリテーションとは形成外科手術後の皮膚の角質肥厚・色素沈着・拘縮などに対し、日光の遮断・圧迫(固定)・乾燥防止・メイクアップなどを施すことにより、それぞれの症状を軽減し、整容的な改善をめざす技術です。
※2 ソワンエステティックとはソワンエステティックはフランスで生まれた言葉で、「ソワン（手入れ、心遣い）」と「エステティック」の両方の意味を含み、エステティックの実用的、機能的な施術面だけではなく、カウンセリングを含めて精神的、心理的な作用も重視したスキンケアやメイクアップなどの施術です。

・メディカルソワンエステティック　研究と活動の歴史

・メディカルソワンエステティックの現在の活動