メイクした肌が、他人からどう見えているのか気になるもの。正面から見るときれいでも、横から見ると毛穴やきめの乱れなど凹凸が目立って、肌がざらついたように見えることがあります。
花王は、肌をどこから見てもなめらかに見せるために、顔全体をヴェールで覆い、その上からメイクをする方法を検討しました。
肌には多くの毛穴やきめがあり、平らではないため、光が当たる角度や見る角度によって、毛穴の影が目立ちやすくなることがあります。
どこから見てもなめらかに見せるためには、肌の凹凸を均一に整える必要がありますが、ベースメイクでカバーしようとすると、つい厚塗りになって不自然な仕上がりになることも。
では、肌の凹凸そのものを覆ってしまえばいいのでは…と花王は考えました。
「ファインファイバー技術」は、花王が開発した、極細繊維を肌に吹き付けて自然な膜を作る技術。これを応用して極薄のヴェールを顔全体に作れるように設計し、その上からメイクをするとどれだけ肌がなめらかに見えるのかについて調べました。
ヴェールの上からメイクをした肌とヴェールなしでメイクをした肌について、花王独自の肌評価AI 「Kirei 肌 AI」によるなめらかさ評価と、さまざまな角度から凹凸の目立ちやすさを一度に撮影できる装置を用いて確認しました。
その結果いずれの指標においても、ヴェールの上からメイクした場合の方が凹凸が目立ちにくく、なめらかに見えることがわかりました。
また、2週間この方法でメイクをする調査では、90%以上の方が「なめらかに見える」「毛穴が目立ちにくい」と回答。さらに「鏡を見て気分が上がった」「人と会うのが楽しみになった」という嬉しいコメントも聞かれました。
今後も、「ファインファイバー技術」のさらなる可能性に期待し、研究を進めていきます。
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