新事業「花王Crescent award」(女性研究者支援)を立ち上げ 2022年度助成先が決定

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公益財団法人 花王芸術・科学財団は、1990年に花王株式会社の100周年を記念して設立され、以来美術・音楽分野への助成を中心に活動しています。
2022年度の新たな事業として、任期付き雇用の女性研究者を対象とした使途自由度の高い助成制度「花王Crescent award(クレッセントアワード)」を立ち上げました。

日本の女性研究者の割合(特に工学・理学分野)は他国に比べて低く、任期付き雇用の研究者が結婚や出産といったライフイベントなどにより研究継続を断念せざるを得ないことも。

「花王Crescent award」は、こうした状況を打破するため、女性研究者およびそのパートナーのワークライフバランスに配慮して、研究の継続を助成するプログラムです。

第1回の今回は、『表面の科学』の化学・物理学分野において、今後も長く研究の継続を希望する女性研究者14名に、総額1,400万円の助成を決定しました。

この事業を通して、優秀な女性研究者が研究を継続できるロールモデルを増やすとともに、日本の科学技術研究の振興・発展向上に寄与し、男女共同参画社会の促進をめざします。なお、2030年までの有期活動です。


また、既存事業の助成は以下の通りです。
<2022年度 「花王科学奨励賞」>
『表面の科学』というテーマで、若手研究者の未来を拓く独創的かつ先導的な研究に対して、10名総額2,000万円の助成を決定しました。

<2022年度 芸術文化活動への助成>
一定の芸術水準を有するプロの団体の美術・音楽活動や音楽分野の専門的研究、および美術分野の研究成果の出版に、92件総額4,400万円の助成を決定しました。

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