テカリとつやの違いを判定!
ヒトの感性も学習した独自肌評価AI「Kirei 肌 AI」

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肌状態の質感の違いを識別評価することを目的に開発された「肌評価AI」。花王はさらに、ヒトの感性を学習させて、肌の精緻な解析とヒトの視点・判断をあわせ持つ「Kirei 肌 AI」に進化させました。

既存の「肌評価AI」は、テカリのある肌を「光沢が強い」という評価しかできませんでした。「テカリはつやではない」と判断できるのは、肌の印象を的確に捉えられるヒトの目の特徴なのです。そこでAIに肌の色・つや・肌トラブルなどの目視評価の訓練を積んだ「専門判定者」の視点を学習させました。
元々の肌評価AIに実装されていた、つや・光沢に関連する下記の3つの評価項目と、新たに学習した専門判定者の「つや評価」を用いて、マット肌・テカリ肌・つや肌の評価をしてみました。

・化粧くずれ度  ファンデーション塗布直後と時間経過後のどちらに近いか。テカリと強く関係
・パウダリー/グロッシー  パウダー・リキッドファンデーションのどちらを塗布した肌に近いか
・ドライ/ウェット  乾燥した素肌とスキンケア後の濡れた肌のどちらに近いか

すると、「Kirei 肌 AI」は、肌の光沢のわずかな違いを見分け、マット肌・テカリ肌・つや肌を明確に区別できたのです。マット肌と比べてテカリ肌・つや肌の光沢が強いことは、従来の肌評価AIの「パウダリー/グロッシー」などで評価できていましたが、さらにKirei肌AIは光沢の違いを見分け、つや肌の光沢は好ましく見える光沢「つや」であると的確に判断しました。

今後はこのAI技術を、魅力的な製品開発やお客さまに対するカウンセリングの充実に向けて積極的に活用していきます。

・ニュースリリース:
https://www.kao.com/jp/corporate/news/rd/2021/20211207-001/

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