複雑な肌の内部構造をありのままに観察するには、これまで肌を切り取る方法しかありませんでした。
肌を傷つけずに内部を可視化する研究を続けてきた花王は、このたび皮膚断層画像の3D化による新技術「CT-Skin」を開発しました。
「CT-Skin」は血管やリンパ、コラーゲンなど肌内部の複雑な構造を3Dデジタル空間にリアルに再現し、360度どの方向からの画像も自在に得ることができます。また、肌の同じ場所の変化を連続して撮影することで、動きのある様子を観察することも可能です。例えば、表皮に栄養を届ける毛細血管の血流が表皮の下でじわじわ高まるダイナミックな変化も見ることができます。
今後はこの「CT-Skin」を用いて、個々の肌に合ったスキンケア提案や将来の肌状態予測などを行っていく予定です。さらに皮膚科学研究や素材評価へも応用し、医薬部外品や化粧品開発の革新をめざします。
・ニュースリリース:
https://www.kao.com/content/dam/sites/kao/www-kao-com/jp/ja/corporate/news/2022/pdf/20220120-002-01.pdf/
角層細胞のうるおい状態を可視化する新技術を開発
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