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梅雨から夏にかけては、汗や皮脂による肌のベタつきや、エアコンによる肌の乾燥などが気になりますね。今回は「朝洗顔」をテーマに、夏の美肌へと導く肌悩み別の洗い方をご紹介します。
この機会にスキンケアの“基本”である洗顔を見直して、つるすべ肌を目指しましょう。
INDEX
暑い夏の夜、寝ている間にはコップ1杯もの汗をかくと言われています。朝起きて、汗や皮脂が肌についたままだと、肌トラブルや毛穴の詰まりの原因に。さらに、暑さによる寝苦しさで寝不足になりやすい夏は、朝起きたときの肌がくすみがちです。このような理由から、夏の肌のお手入れとして、「朝の洗顔」はとても大切なのです。
しかし花王の洗顔実態調査※によると、朝の洗顔時に洗顔料や石鹸を使わずに水やお湯だけで洗う人は4割以上。その理由として「夜しっかり汚れを落とすので朝に洗顔料を使う必要がない」、「朝の汚れは水だけで落とせる」という声が多く挙げられていたのです。
大切なのは、汗や皮脂を取り除いて肌の上に汚れのない状態をつくること。夏の朝、1日のスタートに洗顔料や石鹸を使って丁寧に洗うことが、美肌への鍵と言えます。
朝の洗顔時、顔についた皮脂は、水だけで洗顔すると約6割しか落とせません。一方、洗顔料を使用すれば約9割も落とせることがわかっています。不要な皮脂をしっかりと取り除くことで、その後のスキンケア効果も高まります。
クレンジング・洗顔 | 化粧品の基本的な使い方はこちら
洗顔は毎日のことだけに、自己流の洗い方で、なんとなく済ませてしまっている方も多いかもしれません。夏に特に多いNG洗顔をご紹介するので、毎日の洗顔を振り返ってみましょう。
過剰に洗顔をすると皮脂を洗い流しすぎて、肌の乾燥を引き起こすことが。
1日2回、洗顔料でしっかり洗うことがポイントです。
シャワー時のお湯は一般的には40度程度。洗顔温度としては高く、肌のうるおいを奪いがちです。
またシャワーの勢いが肌の刺激になる可能性も。
汗や皮脂を落とそうとして、夏は力任せになりがちです。
摩擦が肌の刺激になる恐れが。
いよいよ肌悩み別の洗い方です。毎日の洗顔時にぜひプラスしてみてくださいね。
毛穴の汚れや詰まりが気になるときには、指の使い方を意識しましょう。「中指の先端」を使って、小さな円を描くように毛穴に対して色々な角度から洗うのがおすすめです。
暑さによる寝不足で、朝の肌はくすみがち。マッサージするように洗いましょう。
夏の肌は、エアコンなどで思った以上に乾燥しやすい状態。そんなときは「洗う順番」と「手の動かし方」 を意識しましょう。
夏こそ自己流の洗い方を見直して、朝洗顔でトラブルレスな美肌を手に入れてくださいね。
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ビューティセラピスト
美容部員として入社し、接客販売のキャリアを重ねて多くのお客さまのカウンセリングに携わる。現在はこの経験を活かし、幅広い視点からスキンケアのメソッドや美容情報の開発を行っている。社内の美容教育研修も担当。
2023年6月12日
浅尾由佳理
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ビューティセラピスト