2022.04.19
-なりたい印象に近づけるイメージチェンジメイク
新年度を迎え、新しい出会いも多いはず。
第一印象はたった数秒で決まると言われています。
自分らしさが表現できると自信が持てますね。
今回は、顔から受ける印象の特徴と、なりたいイメージに近づけるためのアイメイク方法をご紹介します。
個性や美の多様性が重視される現代。
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンターとメイクアップ研究所は、日本人女性の顔に関する調査を行い、顔の印象について確認しました。
この調査により、「平均顔」※をひとつの基準とすると、「かわいい」「優しい」「上品」「知的」といった顔から受ける印象には、印象ごとにそれぞれを特徴づけるいつくかの要素があることがわかりました。
「かわいい」印象は額が広く目が縦に大きい、「優しい」印象は頬がふっくらしてまぶたが広いなど、顔の各パーツの大きさや配置のバランスなどに関わる要素が微妙に違っていたのです。
さらに、日本人女性の顔は、目の下~鼻下の長さが「短いグループ」と「長いグループ」に分けられることや目もとが顔全体の印象に影響することが確認されました。
※ 日本人女性の「平均顔」の比率
104名の顔を撮影し合成した画像
ニュースリリース 研究開発関連:
日本人女性の「平均顔」と印象による顔の特徴を解析
個性や美の多様性を尊重するメイクアップ提案へ
下の図は、中心にある素顔を、目もとの状態と顔の長さを軸に、メイク方法の違いで4つのイメージに変化させたメイク例です。
TPOや気分によっては、イメージチェンジしたいときもあるはず。そんなとき、特に意識したいのが目もとです。
メイクでパーツの角度や大きさを変化させると印象も変わるので、よりなりたいイメージに近づけることができますよ。
ここでは、4つのイメージのアイメイクをご紹介します。
仕上がりイメージ
眉は、太めのストレートやナチュラルな形がおすすめ。角度は水平に。 色は濃すぎずにナチュラルから淡い色を使い、特に眉頭は淡く。
上まぶたにアイシャドウ入れる場合、高さを出さないように。
下まぶたにはアイシャドウを全体に入れる。特に目尻側は暗い色でぼかし、下がった印象に見せる。
アイラインは、目尻を目の形のまま下げて描く。
まつ毛は自然なカールで上げ過ぎない。
仕上がりイメージ
眉は、やや太めのストレートやナチュラルな形で、角度は水平。
眉の下側に描き足し、目と眉の距離を縮めることがポイント。
上まぶたはアイホールと目尻側にアイシャドウを広くぼかす。暗い色は中央に高さを出すように入れて目力を。
下まぶたは全体に入れることで目の位置が下がった印象に。
アイラインは、目の中央を太く、目尻を長く、縦横ともに大きく見せて目力を強調する。
上下のまつ毛をカールさせ、全体にたっぷりとマスカラを。
仕上がりイメージ
眉は、やや細めのアーチかナチュラルな形がおすすめ。
眉頭はやや内側で低めに、眉尻にかけて上昇するようにやや濃く描く。
上まぶたは、高さを出さないように目尻側にアイシャドウを。
下まぶたは、暗い色を上がり気味の角度で目尻側に線的にのせて。
アイラインは、目尻を上げるようにやや長めに描く。
まつ毛は目尻をカールさせるようにマスカラをつける。
仕上がりイメージ
眉は、やや細めのアーチかナチュラルな形がおすすめ。
眉頭はやや内側に描き、角度は上がり気味にやや濃く描く。
上まぶたは、アイホールと目尻側にアイシャドウを広くぼかし、暗い色を使って目力を出す。
下まぶたはアイシャドウを全体に入れて目尻側は角度を上げながら線的に。目頭側に明るい色を入れて目もと全体を大きく見せて。
アイラインは、目力が出るようにはっきりと描く。目の中央を太く、目尻を長めに上げるように描き、縦にも横にも目を大きく見せる。
上下まつ毛をカールさせて、マスカラを全体にしっかりとつける。
目もとは、メイクの方法を工夫するだけで簡単に変化するので、印象を変えたいときには、いつもと違うアイメイクをしてみるのも一つですね。
他にもチークやリップ、ヘアスタイルも工夫してみると、より変化を楽しむことができますよ。
監修・ヘアメイク: ビューティリサーチ&クリエーションセンター