Q.アイラインの描き方を教えて

目力アップ&まぶたの形別!アイラインのポイント

メイクをするとき、何気なくアイラインを描いていませんか?
アイラインをマスターすれば目もとの印象を自由に演出でき、よりメイクを楽しむことができます。
今回は、自然に目力をアップさせるアイラインの描き方と、まぶたの形別のポイントをお伝えします。

どのアイライナーを使う?​​

使うのはアイライナー。それぞれのタイプに特長があります。仕上がりや好みに合わせて選びましょう。

リキッド:繊細でくっきりとしたラインが描ける。ペンシル:スピーディに使え、自然なラインが描ける。クリーム:つや感のあるラインや自然なラインが描ける。ジェル:発色がよく、しっかりとしたラインが描ける。ぼかしやすく、ラインが簡単に描ける。パウダー:柔らかな発色でぼかしやすく、自然なラインが描ける。


自然に目力アップ! アイラインの描き方

アイラインは、太く入れたからといって目を大きく見せられるものではありません。大切なのは、目のフレームを丁寧につくること。 STEP1~3 の順に行えば自然に目力がアップします。

〈STEP1〉 目のフレームをつくる

まつ毛の間を埋めるライン

まずは、まつ毛とまつ毛の生え際の隙間を埋めます。一気にラインを引こうとせず、1/3程度にわけて少しずつ線をつなげるようにするとうまくいきます。
ここでは目のフレームをつくることが大切なので、アイラインの太さや長さは不要。
鏡を下に持って視線を落とすと、目の際が見やすくなりますよ。

STEP1仕上がりイメージ

〈STEP2〉 目のフレームを強調する

まつ毛の上に描くライン

次に、目のフレームを強調。まつ毛の生え際に沿って、中央から目尻、中央から目頭の順にラインを引きます。目頭側は細く、目尻側はやや太めになるようにするとバランスがアップ。
一重まぶたさんや、まぶたがかぶって生え際が見えにくい人は、まぶたを指でななめ上に持ち上げるとラインが描きやすくなります。

STEP2仕上がりイメージ

〈STEP3〉 目を大きく見せる

目尻に+5ミリの延長ライン

STEP2 で描いたラインの終わり(目尻)からすっと真横に流すイメージで、外側にさらに5ミリ足します。
最後に、目尻のラインの下に綿棒をあて、外側へ向かって整えるときれいなラインが完成。目幅が広がったような印象に。

STEP3 仕上がりイメージ


まぶたの形別ポイント

ここからはまぶたの形に合わせたアイラインのポイントをご紹介します。

一重まぶたさん

仕上がりイメージ

POINT 三角ゾーンを埋める
STEP1~3 まで描いたあと、目尻の「三角ゾーン」を埋める(塗る)ことで、さらに目力がアップします。 このときに使うアイライナーは、ラインをぼかしやすいジェルやクリームタイプがおすすめ。

二重まぶたさん

仕上がりイメージ

POINT 強調しすぎない
もともと目の印象がはっきりしているので、しっかりラインを描くと“やりすぎ感”が出てしまいがち。フレームを強調せず、 STEP1STEP3 だけでもOKです。
まつ毛の上にラインを描きたい場合は、やわらかい色をチョイスしたり、綿棒でぼかしたりして強弱を調整することがおすすめ。

奥二重まぶたさん

仕上がりイメージ

POINT 目尻は太めにはっきり
アイラインを太く入れると、二重幅が狭く見え、目が小さい印象になってしまうことが。 STEP2 では、まつ毛の上のラインが太くなりすぎないようにしましょう。STEP3 で、目尻に5ミリ足すラインをやや太めにしたり、リキッドタイプで描いたりするとラインがはっきり見えておすすめ。


カラーライナーはどう使う?

まつ毛の上や目尻にプラス

仕上がりイメージ

POINT
カラーライナーを使いたいときは、STEP2 や STEP3 で取り入れて。 STEP1 でまつ毛の生え際の隙間を埋めて目のフレームをつくっておけば、何色のカラーライナーを使っても目もとの印象はぼやけません。
選ぶ色や描き方、アイシャドウとの組み合わせなどによって、ナチュラルに仕上げることも存在感たっぷりの目もとをつくることもでき、メイクの幅が広がります。


目もとの印象をつくり出すアイライン。使うアイテムや描き方によって、今よりもっと多彩な表情を引き出すことができますよ。

山田由理香

花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト

透明感のある肌づくりやその人らしさをいかしたメイクが得意。長年の経験により培った豊富なメイクテクニックで、数々のお悩みを解決。メイクアップアイテムの商品開発アドバイスから、ファッションショーのバックステージ、撮影、美容部員の教育などにも幅広く携わる。

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