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気温が低下し、湿度も低いこの時期は、乾燥が原因でファンデーションのノリがよくない、粉っぽく浮いて見えるなど、ベースメイクがきれいに仕上がらないことがあります。今回は、そんなときにおすすめのテクニックをご紹介します。
メイク前の下準備は重要です。肌をうるおいで満たして柔らかく整えると、ファンデーションのノリやつきがアップします。化粧水や乳液などで肌を丁寧に保湿し、整えましょう。時間があるときにはシートマスクや、コットンを使ったローションマスクも効果的。肌にしっかりなじませてからベースメイクに進みます。
保湿効果の高い化粧下地を、顔全体になじませます。
乾燥やしわのある部分は塗りムラが出やすいので丁寧にのばしましょう。
乾燥した肌をこすらず、ファンデーションを手早くつけるには、スポンジ使いがおすすめです。
ファンデーションを適量、手の甲に広げます。 保湿効果の高いリキッドやクリームタイプがGOOD。
スポンジの表面に、広くファンデーションを取ることがポイントです。
目安はこれくらい。肌あたりのよい、面の大きなスポンジを使うことがおすすめです。
肌に負担をかけないように、スポンジの広い面を使って、ポンポンとつけましょう。
頬からつけはじめます。
軽くおさえるように、 力を入れずポンポンと優しくのせていきます。
最初にスポンジを当てた部分に多くファンデーションがつくので、顔の外側に向かってのせていくと自然な仕上がりに。
※スポンジで強くこすってつけると肌に負担がかかるので、注意しましょう。
目もとは、特に乾燥して小ジワが目立ちやすい部分です。うまくファンデーションをのせるには、シワの凹凸をなるべく平らにした状態でつけることがポイントです。
※シワのある部分には、化粧下地をムラなく丁寧につけておきましょう。
小ジワが目立ちやすい目もとにつけるときは、指で目の横を軽く引き上げて肌が少し張った状態になるようにしましょう。
そのままスポンジに少量のファンデーションを取り、左右になじませます。
つける量は少なめのほうが、きれいに仕上がります。
仕上げに、お好みでフェイスパウダーを使い肌をおさえます。皮脂分泌の多い額や鼻など、テカリがちな部分にのみ使用するのもよいですね。
より仕上がりの美しさを高めるためには、少量のファンデーションをスポンジに取り、頬骨部分に重ねます。 頬骨につやが出るため、ハリ感を演出でき、ワンランクアップの仕上がりになります。
頬骨部分に重ねます。
ベースメイクがきれいに仕上がると、その日は気分よく一日のスタートがきれますよね。つけ方次第でベースメイクの仕上がりはぐっと高まります。今回ご紹介したテクニック をぜひ取り入れて、乾燥が気になるこの時期も、メイクを楽しんでくださいね。
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト
透明感のある肌づくりやその人らしさをいかしたメイクが得意。長年の経験により培った豊富なメイクテクニックで、数々のお悩みを解決。メイクアップアイテムの商品開発アドバイスから、ファッションショーのバックステージ、撮影、美容部員の教育などにも幅広く携わる。
2023年1月23日
山田 由理香
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト