2021.08.10
-マスク生活の夏でもキレイをキープ
外出時のマスク着用はまだしばらく続きそうです。
暑さで化粧くずれが気になるこの時期ですが、マスク着用でもくずれ知らずのお肌をキープしませんか。
マスク着用時にはマスクやゴム紐が触れる部分が擦れて、せっかくのメイクが落ちてしまいがちです。
さらに、マスクで覆われている鼻や頬だけではなく、顔の上半分まで化粧くずれしやすくなっていることが、当社メイクアップ研究所が開発した「肌評価AI」(化粧くずれ度評価AI技術)を用いた調査でわかりました。
化粧くずれ度評価AI技術*を用いて可視化したマスク着用・非着用時の化粧くずれの違い(イメージ)
当社メイクアップ研究所調査。よりくずれている部分が赤く表示される。
*化粧くずれ度評価AI技術 https://www.kao.com/jp/corporate/news/rd/2021/20210122-001/
マスク非着用:12名、化粧塗布6時間後
マスク着用:17名、化粧塗布5~8時間後
マスク着用時には、着用していない時と比べて、マスクが触れている鼻のまわりだけでなく、眉間や額でも化粧くずれが生じていることがわかります。
マスク内の蒸れや擦れだけでなく、吐く息がマスク上部から出てくることによって、眉間や額を含む広い範囲で化粧くずれを起こしやすくなっているのです。
一般的に汗や皮脂で化粧がくずれると、テカリや毛穴・小じわなどが目立ち、疲れた印象を与えてしまいます。そのようにならないために、マスク着用時でも化粧くずれを防ぐテクニックをご紹介します。
化粧の前には、まずは基本のスキンケアが大切です。洗顔で過剰な皮脂をきちんと落とし、夏に怠りがちな保湿ケアをしっかりすることで化粧のりがよくなり、きれいな仕上がりをキープすることができます。
今回は、化粧くずれしにくいベースメイクのテクニックにフォーカスを当ててご紹介します。
化粧下地には、化粧のりをよくする効果や毛穴や色ムラをカバーする効果、保湿効果など、様々な効果を持ったアイテムがありますが、その中でも汗や皮脂くずれに強い下地を使うと長時間化粧くずれを防ぐことができます。
また、塗り方を工夫することで、さらにその効果をUPすることができます。
○の部分は、丁寧にしっかり塗ります。
まずは頬から。
頬は手で横に引っ張って塗りましょう。
額は眉間の毛穴の開きが目立ちやすいです。
縦縦横横十字塗り、指の腹を使って入れ込みます。
てかりやすい額の中央はくるくる塗りできちんと密着。
小鼻まわりは、指の腹で押さえてなじませます。
ティッシュで押さえて、さらっとさせます。
汗や皮脂に強いファンデーションまたはフェイスパウダーを使うと効果的です。
また、塗り方を工夫することで、さらにその効果をUPすることができます。
リキッドファンデーション・パウダーファンデーション・フェイスパウダー、いずれも塗り方のポイントは同様です。
くるくる軽いタッチでつけましょう。
くずれる部分はパフやスポンジでおさえて密着感UP。
最後にじゅわーっとハンドプレスで更に密着感UP。
メイクは自分を演出したり、気分を明るくしてくれるものでもあります。きれいなメイクの状態を維持することは気持ちよく毎日を過ごすための、ひとつの方法かもしれません。
まだもう少しマスク生活が続きそうですが、今回お伝えしたテクニックで、きれいなメイクをキープをしてみませんか。
監修・ヘアメイク: ビューティリサーチ&クリエーションセンター