Q. 汗をかいても消えにくい目もとメイクの方法は?

少しの手間で、美しい目もと印象をキープ!

いよいよ本格的な夏が到来。
湿度や気温の上昇で汗もかき、メイクのくずれが気になります。
今回はそんな時期におすすめの、落ちにくく、消えにくい目もとメイクのHow Toをご紹介します。

消えにくい眉の描き方

眉は額の汗を直接受け止める部分です。そのため時間が経つと描いた眉は薄くなったり、よれて見えたりすることがあります。眉は印象を左右するパーツです。美しい仕上がり状態をキープしましょう。

STEP1 眉を描く前の“打ち粉”

眉が汗や皮脂でヌルヌルした状態で、眉メイクを始めるのはNG。それを解消するために打ち粉をします。

スキンケアやベースメイクは油分を含むので、まずは眉部分の余分な油分をティッシュオフ。眉が濃い人は特に油分が溜まりやすいので、しっかりとオフしましょう。その後、ブラシやパフで、パウダーファンデーションかおしろいを適量取り、眉の根元の地肌部分にのせます。眉の毛流れに逆らってなじませることがポイント。ベタつきがなくなりサラッとしたらOKです。

STEP2 アイブロウ

“打ち粉”が済んだら、次は落ちにくいアイブロウアイテムを使って眉を描きます。毛を描き足すように描いた後、上からパウダーをのせると、先に描いたアイブロウのもちがよくなります。

まず、リキッドアイブロウで眉頭を上向きに描いたあと、眉尻に向かい毛流れに沿うように毛を一本ずつ描きます。毛が少ない人、眉尻の毛がない人にはグレー系、毛の濃い人にはブラウン系の色みがおすすめ。

次に上からアイブロウパウダーをのせることで、リキッドアイブロウのもちを高めます。すき間を埋めるようにふんわりと描くのがコツ。

STEP3 眉マスカラ

最後は眉マスカラ。この工程がとても大事!眉毛をコーティングしてより落ちにくい仕上がりとなる上に、色みの最終調整ができます。


消えにくいアイメイク アイライン・マスカラ編

目もとも、ヨレやくずれが起きやすいパーツ。美しい仕上がりをキープするには、落ちにくいアイテムを選び、塗る場所や塗り方を意識することが大切です。

STEP1 目もとをサラッと

アイメイクの仕上がりを保つには、油分を含まないフェイスパウダーを使って、目もとをサラッとさせるのがおすすめ。写真のように目周り全体にきちんと粉をのせましょう。アイシャドウは下まぶた目尻部分にも塗ります。

STEP2 アイライン・マスカラ

目もとをサラッとさせたら、アイラインとマスカラを。こちらもウォータープルーフタイプなど、落ちにくいアイテムの使用をおすすめします。

アイラインは毛と毛のすき間を埋めるように細く描きます。
まつ毛の際(きわ)が見える位置に鏡を置き、
毛と毛の間をちょこちょこ塗り。太く引くと上まぶたにつき、粘膜に描くと下まぶたににじんでしまうのでご注意を。

マスカラは毛先だけに塗布するとまつ毛が下がり、下まぶたにつきやすくなります。
アイラッシュカーラーを使ってまつ毛の根元をしっかりカールアップさせてから、根元にマスカラをつけるのがポイントです。

STEP3 仕上げ

最後の仕上げに、余分なアイラインやマスカラを綿棒できれいに取り除きます。

まぶた上下の粘膜部分やまつ毛の根元の肌にも、余分なマスカラがついていることが。自分では見えにくいので、鏡を使って確認し、忘れずに取り除きましょう。


出かける前に少しの手間と時間をかければ、汗をかいても消えにくい美しいアイメイクがキープできます。何度も直す心配が減るので、気分も軽くなるはず。日差しに輝く美しいメイクで、素敵な季節を楽しく過ごしましょう!

山田由理香

花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト

透明感のある肌仕上がりやその人らしさをいかしたメイクが得意。長年の経験により培った豊富なメイクテクニックで、数々のメイクのお悩みを解決。メイクアップアイテムの商品開発アドバイスから、ファッションショーのバックステージ、撮影、美容部員の教育などにも幅広く携わる。

Page Top